何気なく過ぎ去ってしまう物事をできるだけしっかりじっくりと見 つめたいと思っています。 音楽はそれ以外に特に何もいらないのかもしれません。 時間の経過や空間の移動は錯覚を起こさせやすく、 実は何も過ぎ去っていないし、 かといって同じ形のままそこに留まるわけでもなく、 そもそも形という概念は人間の認識のための道具にすぎないのだと 突きつけられる瞬間を望んでいます。 見つめることは理解することではなくその逆であり、 物事は決して人間の所有物ではありません。 そもそも自分の所有物など存在するのでしょうか。 何も持っていない個体が、何かを欲しがるのではなく、 ただそこに在り続ける。 自分とは別であり同時に同一の個体の連なりが世界を満たしていま す。世界は個体の集合体であることを大切にしたいです。
『観測』
リリースしました。よろしくお願いいたします。
『痕跡』(藤沢今昔・アートめぐり2021出品作品)
藤沢今昔・アートめぐり2021参加にあたり、私は『痕跡』という作品を発表します。
これは、ライブパフォーマンス・録音行為・編集行為・立体作品の制作と設置・お立ち合いいただいた方々との対話などをはじめとしたあらゆる現象を包括した存在であり、私はその存在を一つの作品としています。
※20分ほどのパフォーマンスを休憩を挟みながら1日あたり4 ,5回行います。
※12/4(土)は加藤不在です。